デジタルリストア(デジタルレストア)事業とは、主に映像と音声が収録された経年劣化フィルムの検査や修復及び、再スキャンのための様々なクリーニングを通して、フィルムラボによってはフィルムスキャン後のグレーディングから画像修復までを行う一連の業務を指します。
デジタルデータのパートのみを行う事業
当社が指すデジタルリストア事業とは、修復されたフィルムスキャン後のデジタルデータや、D1-VTRやD2-VTRからキャプチャされたSD規格のデータ、また、HDCAMおよびHDCAM-SRからキャプチャされたHDサイズの映像コンテンツに、デジタル技術を用いた補映像修復作業を行うサービスのことを言います。
画像及び映像の修復作業について
当社では、映像コンテンツがデジタルデータになっている状態に修復及び加工を加える業務を前提としており、所定の業務用アプリケーションや強化学習させたAIにより、半自動的に修復作業を行います。
アップスケーリングやアップコンバートについて
アップスケーリングについては、特にHDから4Kについては、すでに一般的に販売されているソフトでも高品質なスケーリングが可能になっています。
SDから4Kなど、解像度を大きく引き上げるアップスケーリングをする場合には、アップコンバートによる補完技術を用いる必要があります。
フレームコンバートについて
フレームコンバートとは、元の映像データがもつ1秒間に再生されるフレーム数を減らしたり増やしたりする技術を指します。
当社の場合、24pから120p間のフレームコンバートを、強化学習したAI技術によって実現しています。
デジタルリストア業務をお願いしたいのですがどうすれば良いですか?
当社では、本技術を用いて直接、映像コンテンツをAIデジタルリストア技術を用いた映像コンテンツの修復作業などは受け付けておりません。
現在、提携している映像スタジオのみにアプリケーションを展開しています。
自社でデジタルリストア業務を行わないのは何故ですか?
当社オフィスの環境では、お客様の大事な映像コンテンツを預かるための堅牢な施設を用意することができないため、技術のみを外部に提供しています。
また、当社の場合は強化学習で映像コンテンツの修復作業を効率化させたAIデジタルリストア事業として、安価で高品質なデジタルコンテンツのアーカイブを可能にするために開発した映像技術です。
将来的に、お客様が所有する著作物を物理的に守れる堅牢なコンテンツ保管エリアが確保できる環境を作ることができた時には自社でデジタルリストア業務を行う予定です。
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